高低差のある外構をデザインするということ

外構デザイン 手描き ラフデザイン

お家まわりの外構を考えるとき、

「敷地に結構高低差があるんです」とご相談をいただくことがよくあります。

じつは、この“段差”というのは、デザインの工夫次第でお庭をぐっと立体的に見せてくれる、とても魅力的な要素なんです。

ただその一方で、段差を解消するための階段や土留めをどう配置するかには少しだけ計算が必要になります。

たとえば外構で階段をつくる場合、一段あたりの踏面(ふみづら)は最低でも約30cm。


つまり、段数が増えるほどそれだけ敷地の中にスペースを取ってしまうんですね。

だからこそ、そのスペースを「どう見せるか」「どう暮らしに馴染ませるか」が大切になります。

アプローチの途中に階段をゆるやかに組み込んで、お客様を迎えるような流れをつくる方法もあれば、シンプルに一気に登りきるような階段デザインもあります。

前者はデザイン性が高く、動きのある空間を演出できますが、どうしても費用は少し上がりがち。
一方で後者はコストを抑えやすい反面、すこし味気なく見えてしまうこともあります。

その“ちょうどいいバランス”を見つけるのがデザインの楽しいところでもあり、難しいところでもあります。

高低差のある敷地は、最初は少し扱いづらく感じるかもしれません。でも、その土地の“段差”をうまく活かしてあげると、他にはない奥行きや表情のある外構に仕上がります。

小さな階段の段差ひとつにも、「どう暮らしてほしいか」というデザイナーの想いが込められています。