
名古屋市の新築外構工事です。
道路と宅地の高低差が2mもあるため、高低差をプラスに考えた外構のつくり方を考えました。
宅地造成が必要な地区の為、土のお庭を残そうとするとRC擁壁などの大規模な工事が必要となり、費用がかさんでしまいます。
そこで、宅地の高さまでは傾斜で仕上げつつ、傾斜部分をお庭として有効活用できるようにウッドデッキを設置することをご提案させていただきました。
傾斜部分をすべてデッキにしたことで、奥行3メートルもの広々としたデッキ空間が生まれました。
デッキに使用したのはエコアコールウッド※。20年以上の耐久性を持つ、今の時代にフィットした木材です。
さらにリビングからの景観はデッキフェンスで目隠しをすることで、道路からの視線を気にすることもありません。
道路際にはデッキのデザインとバランスを合わせた木製門柱を配置しました。
所々に植えられた植物も元気な成長を見せ、目を楽しませてくれます。
玄関までのモルタル階段は動線に変化を加えることで、シンプルながら魅力的に映ります。
お施主様より、
「ご近所の方からこの浮かんだデッキテラスをよく褒められるんです!リビングとの繋がりも最高で、もう大満足です。自慢の外構になりました!」
と大変うれしい言葉をいただきました。
お子様はこのハイデッキでストライダーの練習をしたり、シャボン玉を楽しんでいるそうですよ。
お子様の成長と共にデッキの使い方の変化に対応できるのも、この広さならではだと思います。
素敵なご家族にぴったりの優しいウッドに囲まれたエクステリア空間になりました。
※エコアコールウッドとは…
国産杉に低分子フェノール系木材保存剤「エコアコール」を加圧注入し、養成後に乾燥・熱硬化処理を施した保存処理木材です。木材の欠点であった割れと腐食、シロアリ被害を抑制し、寸法安定性も高いのが特長です。
建築会社 : 住友林業
外構デザイン・施工 : BLANCO